子どもの時は母が「腰が痛い」と言っているのを聞いても、なんのことだかさっぱり分からないでいました。
「怪我しているわけでもないのに、何が痛いの?」と。でも歳を重ねた今、母の言っていたことの意味がイヤというほど分かるように…。
実は私、介護の仕事をしています。高齢者の支えになれますし、何より「ありがとう」といってもらえる仕事なのでやりがいもあり、とても楽しいのですが、仕事の性質上、どうしても腰に負担がきてしまうのが辛いところ。ひどいときは、サポーターをして出勤することもあります。整形外科の先生には「看護師さんや介護をされる人はどうしても腰痛に悩まされることが多いですからね。できるだけ腰に負担がかからないよう、気をつけてくださいね」と言われました。まぁ、気をつけろといわれましても、なかなか難しいんですけどね。無理なく働き続けていけるよう、シフトを減らすなどの調整をしていったほうがいいかな?と考えているこのごろです。
体のゆがみによる腰痛に悩まされている女性も多いです。今痛みがない方も
・右肩と左肩の高さが違う
・骨盤の高さが違う(スカートを履いたときにくるくる回る)
・足の長さが違う
・O脚・X脚
などの傾向に当てはまっていたらちょっと注意が必要かも。体がゆがんでいる可能性が高く、腰にも負担がかかっていることが考えられます。時間のあるときに一度、整体や整形外科病院などを受診し、相談されるといいでしょう。
よくインターネット等で体のゆがみを治すストレッチ法などが紹介されていますが、自己判断で取り入れるのはあまりおすすめできません。あなたにあった強度のストレッチについて、専門医の意見を聞きましょう。
腰痛で最も心配なのが、なんらかの病気のサインであるケースです。
「え?腰痛が病気のサイン?そんなバカな!」
と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。でもその「まさか」なんです。腰痛を伴う病気には以下のようなものがあります。
・十二指腸潰瘍をはじめとする胃腸系の疾患
・すい臓の疾患
・腎盂炎などの腎臓系の疾患
・子宮内膜症などの婦人科系の疾患
・血管閉塞
など
例を挙げてみるだけでもなんだかぞっとしますね。内臓系の病気がある場合は、腰痛以外の症状も出ることが多いので、一般的な腰痛とは区別がつきやすいと思います。でも自己判断は危険です。なかなか症状が治まらない場合は、精密検査が可能な病院を一度受診していたほうが安心です。
女性の育児と健康 女性って育児によって体質がかわったり、育児で悩んだり、仕事と育児の両立で苦しんだり、心の健康も体の健康も、育児と大きくかかわっていくんですよね。ここでは、育児と健康について女性ならではの悩みを見ていこうと思います。